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四季のある日本は、それだけでとても恵まれた国だといわれています。
世界中の約140カ国の中でも、四季折々の表情を持っている美しい国の一つだということですから、そこに住む私たちは、とても幸せだということですね。
しかし、ご存知の方も多いとは思いますが、全世界的に見れば日本は、高温多湿な気候の国に分類されるのです。同じ緯度にあるカルフォルニア州ロサンゼルスとよく比較されますが、年間の降水量では、ロサンゼルスの約330mmに対して日本のそれは1750mmとたいへん多く、また、湿度もロサンゼルスでは、高い時期で約30〜40%に比べ、日本は年間平均で60〜70%以上ですから、かなり高いことがわかります。
つまり、日本は、一年を通して湿度の高く、降水量もきわめて多い国であるということなのです。鹿児島とエジプトのカイロが同緯度だというのもうなずけますね。
そこで古来、日本の住まいに求められてきたのは、いかに蒸し暑い時期を涼しくすごすかということだったのです。古くは校倉造から、少し前(5,60年くらい前)までは、家の床下をかなり高く取って、床下の通気を良くし、湿気を逃がしていたのです。
このように日本人は‘住まい’に涼を求めてきたのです。
では、冬はどうしてたのでしょうか?
ちょっとビックリされるかもしれませんが、寒いのは、『我慢すればいい!』ということだったのです。本当に?
もちろん、いろいろな‘暖’の取り方を工夫してきたのですが・・・。
日本人の忍耐強さはこんなところでも培われてきたのでしょうか。
しかし、近年になって様子が変わってきました。近代化が進む中で、‘住まい’についても大きく変化してきました。工業化が進み、プレハブメーカーも出現しました。
断熱材や合板材など工業製品が多く開発されました。そして、冬も寒くない家が建てられるようになったのです。そうです、工業化により住宅は快適になってきたのです。
しかし、一方で問題も発生してきました。それがシックハウス症候群です。「せっかく新しい家を建てて、これから楽しい生活が始まると思っていたのに・・・」という悲しくて、悔しい話を記事で読んだり、耳にしました。なぜ、こんなことになってしまったのか?
それでも現在の日本では、高気密・高断熱の住宅が良いとされ、推奨されています。
それが、現実です。
私どもは、この高気密・高断熱住宅に疑問を感じています。大工として木に携わってきた者としては、やはり違和感を感じます。高気密・高断熱で省エネ住宅ということですが、理解はできますが、もうひとつ納得ができません。
なんだか窒息してしまいそうな気がするからでしょうか。
そして、自然を無視して、敵にまわしているように思えるのです。
そうではなく、もっと自然と上手に付き合うべきだと考えます。
自然にさからっても勝てないのですから・・・。
そして、私たちは決めました。
高気密の窒息する家は建てないと決めました。
それからもう一つ、
『終の棲家(ついのすみか)』となる家だけを建てると決めました。
人は生まれる場所は選べません。
しかし、住む場所は選ぶことができます。
そして死ぬ場所も選べます。
『終の棲家(ついのすみか)』は、そこに住む家族にとって最高の家となるものです。
『終の棲家(ついのすみか)』は、まず、健康な家でなければ意味がありません。
いくら立派な豪邸でも、住むことによって病気になったり、体調を崩したりしては、何にもなりません。窒息してしまうような家ではダメなのです。
『終の棲家(ついのすみか)』は、快適でなければなりません。
いくら健康によくても、夏は暑くて、冬は寒いというのでは家では困ります。
冬の寒さは我慢するというのも限界がありますよね。
自然に背伸びをして深呼吸がしたくなるような気持ちのいい空気が大切です。
機械でつくられた空気やよどんだ空気はいりません。
空気がよどまないと、あのイヤな結露も発生しにくいのです。
また、湿度が高いと不快指数が上がります。調湿してくれて、汚れた空気を屋外へ放出してくれれば快適ですよね。
『終の棲家(ついのすみか)』は、節約する家でなければなりません。
節約する家とは、ずばり、余計なお金がかからないこと。
それは、建てる時も建てた後もです。
健康で快適な家を建てるために、たくさんのお金をかけたのでは意味がありません。
快適な空間をつくるために設備にお金をかけたり、それを動かすためにランニングコストが高くなったりするのは嫌ですよね。
このポイントは、自然を上手に利用するということです。
機械の力で無理矢理ねじ曲げようとするからその分コストがかかってくるのです。
自然の力をうまく使えば、節約する家はできるのです。
日本の四季をゆったりと楽しみながら、自然にさからわず、快適に暮らしたいという方のために『終の棲家(ついのすみか)』を建てる自分の町の「いい工務店」である――――そのために努力しています。
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