シラスそとん壁
こんにちは。
WB工法で、空気がキレイで『深呼吸したくなる家』を建てている
ツカサ工務店の大工の祥ちゃん相方こと、藤井慶子です。
打合せの時にお出しするコーヒー用に、水を汲みに行きました!
「弘法の水」です。ちょっとだけ、コーヒーがマイルドになる気がしています。
そこで、彼岸花を見つけました。
いつも感心するのですが、彼岸花ってキチンとお彼岸に咲いていますよね~
エライなぁ~
そんな朝ですが、
WB工法の我が家の温室度計によりますと
今朝の温度、湿度は、
室温:25.3℃ 湿度:76%
室外:23.8℃ 湿度:89%(7:09)
床下:23.1℃
部屋:25.1℃
天気:晴れ
ツカサ工務店では、外壁材として
『サイディング』と『塗り壁』を扱っています。
『サイデイング』とは、455×3030㎜の窒業系外壁材を金具を使って止めていくものです。最初の写真のベランダに使っています。
最近?では、コーキング無しの商品も出ています。
『サイディング』については、またの機会にお話します。
今回は、ツカサ工務店オススメの塗り壁『シラスそとん壁』をご紹介します!
オススメする理由は、
①メンテナンスがいらない!
カタログに「25年間メンテナンスフリー」と書いてありました。
②見た目の風格の良さ
サイディングには出せない、手塗りの塗り壁の良さ。
が最大の魅力です。
シラス壁の主原料は、約2万5千年前の南九州のカルデラの噴火で出来た火山灰『シラス』です。
シラス壁の特徴をご紹介しましょう。
◎長寿命
天然セラミック素材だから、紫外線や風雨での劣化がおきにくい。メンテナンスの費用を軽減できる。
◎デザイン性
風合いと質感で、美しく温かみがある。建物の品格を高める。
◎断熱・保温効果
熱伝導率は、モルタル壁の約6分の1。多孔質の粒子内部に空気を取り込み断熱層を造るため外気の温度を内部に伝えにくい。遮音性にも優れている。
◎耐凍害・耐火力
不燃素材のため、万一の火災にも有毒ガス発生の心配がありません。
◎省エネ
冷暖房率を高めて光熱費を低減するため、CO2の排出を抑えます。
◎ヒートアイランド防止
蓄熱しにくく輻射熱を和らげます。
それでは、シラスそとん壁の作業工程をご紹介しましょう。
①ダイライトを貼ります。
壁倍率2.5
耐力面材です。
地震・台風など横からの力を、面で受け止め分散します。
②透湿防水シートを貼ります。
まず、“白い家”になります。
名前の通り、
“湿気は通すけど、水は通しません!”
室内からの湿気は、通す(室外へ逃がす) けど
室外からの水(雨)は侵入させません!
③ラス板張って通気層を確保
ラス板を張っています。
WB工法の「W(ダブル)の通気層」の外側の通気層を確保します。
木の色の家になります。
④フェルト紙を貼ります。
見えにくいですが💦
黒いフェルト紙を貼っています。
ここで一旦、真っ黒い家になります。
(「黒い家もカッコイイ!!」ってよく言われます💦)
⑤波ラス網を張ります。
~~(なみなみ)の特殊な網(これがポイント☝)を張って、フェルト紙を押さえます。
この波の高さ10㎜分が、下塗りの厚さになります。
実は、この波ラス大阪府堺市から送られて来ています。
⑥下塗り材を塗ります。
この下塗りが重要です!
雨水の侵入を防ぐなど、外壁としての機能のほとんどをこの下塗り部分が担っています。
シラスそとん壁は、上塗り部分は浸水性もあるので雨に濡れると濡れた色になりますが、この下塗り部分から雨水は浸透しませんので、ご安心ください。
ちなみに、どの色のシラス壁を選ばれても、下塗り材は「グレー」です。
一旦、グレー色の家になります。
⑦クラックノンネットを貼り付けます。
下塗り材の仕上げは、クラックノンネットを押さえて貼り付けます。
(⑥の写真の白っぽいのが、クラックノンネットです)
このネットが、名前の通りクラック(ひび割れ)を防ぎます。
上塗り材にヘアークラックはどうしても入りますが、下塗り材はこのネットでひび割れを防ぎますのでご安心ください。
これで、乾くまでしばらく待ちます。
しばらく置いておく為、
「これで完成?」とご心配いただくこともよくあります💦(「このままでいいよ!」とも・・・)
下塗り材を塗り終わったところです。
⑧上塗り材を塗ります。
写真は、⑥で書いたように雨でぬれて下の方が濡れた色になっています。
ちなみに、この色は“伊礼色(いれいいろ)”と言って和風を好まれる方に、今一番人気の色です。
新色が4色出来ました!!
全部で10色です。
ちなみに、我が家は左の一番上『白』です。
こちらのお宅の見学会を10月21日(日)に予定しています。
但し、1日限りで予約制で行います。
ニュースレターを読まれている皆さまへは、詳細をご連絡いたします。もうしばらくお待ちください。