質問に答える「外断熱?内断熱?」
こんにちは。
今日は、七夕ですね。
我が家も玄関にお店でもらって来た笹に短冊や飾りを
ぶら下げました。
「字のきれいな音楽の先生になれますように」
(習字とピアノをがんばっているから・・・)
「やさしいお母さんになれますように」
(お母さんに叱られてばっかりだから・・・)
などとお願いされてました。
さて、そんな朝でしたが、我が家の温湿計によりますと、
今朝の温度、湿度は、
室温:24.8℃ 湿度:72%
室外:21.5℃
床下:21.9℃
部屋:25.3℃(蓄熱式電気暖房器OFF)
天気:くもり
今日は、朝方は寒いくらいでしたね。
そういえば、となりにもぐりこんできた実穂子が
ふとんを蹴り飛ばして、掛けさせてくれなかったし・・・「ハックシュん・・・」
風邪ひかないように気をつけましょう!
今回は、メールで質問をいただきましたので、
それに応えるかたちで、勉強になったので報告させていただきます。
質問の内容はこうでした。
本屋に売られている家づくりの本を読んでいたとき、
「注目は魔法瓶タイプの外断熱工法」!との見出しと共に、
外断熱では結露が生じにくい点で家の耐久性、ひとの健康面でも有効である・・・
とありました。
また断熱法には、内断熱工法と外断熱工法があるとも・・・。
これは通気断熱WB工法の共通する話なのだろうか?
そしてWB工法は内・外のどちらの工法に該当するのでしょうか?
それともまったくベツモノ?
というものでした。
そして、僕なりにですが、答えさせていただきました。
まずは、「断熱法に内断熱と外断熱がある・・・」ですが、
本来は、内断熱、外断熱という使い方は、RC造(鉄筋コンクリート造)など
で使われる言葉で、木造の住宅では充填断熱工法、外張り断熱工法というのが
正しいようです。
そして、内断熱工法=充填断熱工法ではないのですし、
また、外断熱工法=外張り断熱工法でもないようです。
(参考『「外断熱」が危ない! 西方里見著』)
ということで、木造の住宅ということを前提にさせてもらって
充填断熱と外張り断熱で続きます。
外張り断熱は、本にも書いてあったと思いますが、家の一番外側をグルッと
断熱材で覆ったものです。
『魔法瓶タイプ』という言葉は、TOTOのシステムバスで有名になったので
その言葉を使っているだけのような気はしますが、魔法瓶のように保温性能が高い・・・
ということだと思います。
確かに、隙間なく覆われて断熱の性能、
特に保温性能は出しやすいように思いますが、
実際には開口部など性能を出すための施工は難しいようです。
(僕は、実際には施工したことはありませんが・・・)
また、断熱材の厚みが取りにくいなどの問題点もあるようです。
では、もう一方の充填断熱工法ですが、
これは柱と柱の間に断熱材を入れる方法です。
そして通気断熱WB工法は、この充填断熱ということになります。
柱と柱の間に押出し法ポリスチレンフォーム3種Bという高性能の断熱材を
充填(入れて)していきます。
ということは、充填断熱のWBの家だけど、まず普通なら結露を生じることは
ありませんから・・・
つまり、結露が生じてしまうのは、断熱法によるもではないのです。
そのほとんどが、温度差と湿度の条件で決定します。
ですから、逆に言えば、WBの家でも真冬に加湿器を炊いて、
ファンヒーターをガンガン燃やせば結露も生じます。たぶん・・・
(我が家は、まだ結露したことありません。)
こんな感じでいかがでしょうか?
と応えさせていただきました。
追伸
昨日、御幸町の原田様邸(平成大の西側)に行った時、
奥様が「ホントに洗濯物がよく乾くので、ビックリ・・・
この時期はホントに助かる・・・」
ということでした。
結露だけでないWBの魅力の一つなんですよね。
ちょうど嬉しい話をきいたばかりだったので、追記しておきました。
やっぱり、よく乾くんですよね。
「シャツなど薄いものなら、半日で乾いてくれる・・・」とも言われてましたから。
この梅雨時期、家の中が洗濯物だらけにならなくて、
洗濯物臭くもならないのは、奥様に大変好評です。
僕らも、気持ちいい家と機嫌のいい奥様がいいに決まってますし・・・ね。